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タイトルサムスンディスプレイのpol-less技術、フォト工程が短縮できる。2022-08-02 17:17
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OLED市場調査企業であるUBIリサーチ(www.ubiresearch.com)が最近発刊した2022 OLED部品素材レポートでは、サムスンディスプレイのpol-less技術開発の現状と今後のロードマップについてまとめられていある。

Pol-less技術は偏光板の代わりにblack pixel define layer(BPDL)カラーフィルタを適用し、サムスンディスプレイではon-cell film(OCF)BOEVisionoxではcolor filter on encapsulation(COE)と呼ばれている。

Pol-less技術は「Galaxy Z Fold 3」に初めて適用され、サムスンディスプレイは報道資料を通じてpol-less技術を適用して光透過率を33%高め、同じ明るさではパネルの消費電力を最大25%まで節減できると説明している。

偏光板を適用したOLEDと偏光板を除去したOLEDの消費電力比較.jpg

偏光板を適用したOLEDと偏光板を除去したOLEDの消費電力比較 

UBIリサーチによると、今年下半期に発売されるサムスン電子の「Galaxy Z Fold 4」にもpol-less技術が適用されてカラーフィルタとしてRGB レジストが低反射用素材として採用されるものと見られ、今後はフォト工程を短縮したpol-less技術が適用されるものと予想される。

サムスンディスプレイのpol-less技術にはTFT側に2回のフォト工程とcolor filter側に5回のフォト工程が必要だが、今後は新しい素材を適用してフォト工程を3~4回減らして、工程時間と費用を短縮させるものと見られる。

サムソンディスプレイは、pol-less技術をさらに発展させ、今後スマートフォンだけでなくIT機器にも拡大適用するものと期待される。

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