OLED市場調査企業であるUBIリサーチ(www.ubiresearch.com)が最近に発刊した「2022 OLED部品素材レポート」では、サムスンディスプレイのpol-less技術開発の現状と今後のロードマップについてまとめられていある。
Pol-less技術は偏光板の代わりにblack
pixel define layer(BPDL)とカラーフィルタを適用し、サムスンディスプレイではon-cell film(OCF)、BOEとVisionoxではcolor
filter on encapsulation(COE)と呼ばれている。
Pol-less技術は「Galaxy Z Fold 3」に初めて適用され、サムスンディスプレイは報道資料を通じてpol-less技術を適用して光透過率を33%高め、同じ明るさではパネルの消費電力を最大25%まで節減できると説明している。 ![偏光板を適用したOLEDと偏光板を除去したOLEDの消費電力比較.jpg 偏光板を適用したOLEDと偏光板を除去したOLEDの消費電力比較.jpg](https://ubiresearch.com/wp-content/uploads/mangboard/2022/08/02/F677_%E5%81%8F%E5%85%89%E6%9D%BF%E3%82%92%E9%81%A9%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9FOLED%E3%81%A8%E5%81%8F%E5%85%89%E6%9D%BF%E3%82%92%E9%99%A4%E5%8E%BB%E3%81%97%E3%81%9FOLED%E3%81%AE%E6%B6%88%E8%B2%BB%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E6%AF%94%E8%BC%83.jpg)
偏光板を適用したOLEDと偏光板を除去したOLEDの消費電力比較 UBIリサーチによると、今年下半期に発売されるサムスン電子の「Galaxy Z Fold 4」にもpol-less技術が適用されて、カラーフィルタとしてRGB レジストが低反射用素材として採用されるものと見られ、今後はフォト工程を短縮したpol-less技術が適用されるものと予想される。 サムスンディスプレイのpol-less技術にはTFT側に2回のフォト工程とcolor filter側に5回のフォト工程が必要だが、今後は新しい素材を適用してフォト工程を3~4回減らして、工程時間と費用を短縮させるものと見られる。 サムソンディスプレイは、pol-less技術をさらに発展させ、今後スマートフォンだけでなくIT機器にも拡大適用するものと期待される。 2022 OLED部品素材レポートSample Download
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