UBIリサーチがで最新発刊した「AMOLED製造工程報告書Ver.5」によると、QD-OLEDの新規発光構造であるQM2が2022年末から本格的に適用され、サムスン電子の2023年向OLEDテレビに適用されるものと予想される。 ![QD-OLEDのQM2発光構造-.png QD-OLEDのQM2発光構造-.png](https://ubiresearch.com/wp-content/uploads/mangboard/2023/01/31/F1054_QD-OLED%E3%81%AEQM2%E7%99%BA%E5%85%89%E6%A7%8B%E9%80%A0-.png)
<QD-OLEDのQM2発光構造、Source:AMOLED製造工程報告書Ver.5> サムスンディスプレイで量産中のQD-OLEDは3つの青色発光層と1つの緑色発光層で構成されており、quantum dotとカラーフィルターを通じてRGB 3原色が表現される構造である。 2022年末までに量産されたQM1構造には緑色発光層にaETLとG’がなかったが、QM2構造からは全て適用されたことが確認された。 また、発光構造の変更周期も材料のリサイクルなどの理由で既存の1年から2年に長くなるものと見られる。 一方、サムスンディスプレイは従来の月30KのQD-OLED Capa.を2024年までに月45Kに拡張するものとみられる。 また、2023年からは55インチと65インチパネルの他にも49インチと77インチパネルも量産し、ラインナップをさらに拡大する計画だ。 AMOLED Manufacturing Process Report Ver.5 のサンプルページ
|